2010年5月24日月曜日

Consumer Generated Feedbackの活用について考えたい

(ご無沙汰しております。また更新が滞っておりました。)

ワールドカップ南アフリカ大会まであと3週間を切りました。今日24日には日韓戦もありますし、あの寝れない日々がいよいよやってきます!その南アフリカ大会に向けてNIKEが作成したWRITE THE FUTURE(日本語では「未来をかきかえろ」)キャンペーン動画がたまりません。



というマーケティングリサーチとはおよそ関係のなさそうな話題で書き始めてみましたが、この動画の中でおもしろいと思ったのが、ロナウジーニョのドリブル動画がYouTubeにアップされてLike!ボタンが押されているシーンです(再生ボタンを押すとそのシーンから再生されます)。FacebookにもLikeのボタンが追加になったため、最近インターネット上のいろいろな場所で目にすることが増えています。

FacebookやTwitterなどはユーザー同士の交流を深めることなどを目的として、ユーザーのアテンション情報(興味を持っていること)の収集に力を入れています。例えば、FacebookのCEOであるMark Zuckerbergは先月行われたf8というカンファレンスで次のような発言をしています。

One of the core ideas of social graph is that a person or object is defined by the other people/things they’re connected to.

ソーシャルグラフで重要なことは、人やモノが、それらがつながっているその他の人やモノによって定義付けられることである。


Dave EvansのSocial Feedback Cycleは、製品を購入した消費者の意見(Social Media上での発言など)が、他の未購入の消費者の購入検討に影響を与えるというものでした。



FacebookやTwitterといったSocial Mediaがアテンション情報の取得などを通して人やモノの定義付けを促進するなかで、消費者同士のFeedbackのやり取りだけではなく、企業-消費者間のFeedbackのやりとりの重要性も高まっていくと考えています。Consumer Generated Feedbackをいかに集め、解釈し、次のマーケティング活動につなげていくか。そこに新しいマーケティングとマーケティングリサーチの可能性があると思っています。

@fujiokat


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