2010年12月15日水曜日

可視化され、データ化される「つながり」



Photo "Visualizing Friendship" by Facebook

@ats_suzukiさんがマーケティングの寺子屋に『「つながり」を突き止めろ』というエントリーを書かれています。

私もちょうど安田雪さんの著書を読んでいる途中なので、最近読んだTechCrunchの記事と合わせて、一言。

つながりが可視化されるということはデータ化されるということでもあり、現在人と人のつながりだけではなくありとあらゆるものがデータ化されています。

例えば、

1) Getglueのようなインタレストグラフ
Amazonの「この商品を買った人はこんな商品も買っています」のように興味関心のつながりの可視化。Getglueはそのインタレストグラフ情報に基づいたリコメンデーション。



同じようなものでは、Twitterでつぶやいた商品履歴などを元にしていると思われるhunch.comのFind a gift for a Twitter userなどもありますね。

Twitterを使っている友人へのプレゼント選びならおまかせ。HunchのGift-O-Maticはかなり使える!

2) Googleのコンテキスト・ディスカバリー
ウェブ閲覧や位置情報の履歴(コンテキスト)をベースにそのユーザーの興味を引きそうなデータを、積極的な検索を待たずに提供するというもの

Marissa Mayer、Googleの現状と未来を大いに語る―コンテキスト・ディスカバリーとは?

インタレストグラフや位置情報などによる精緻なユーザー情報の蓄積は、これからのマーケティング、マーケティング・リサーチとどう共存繁栄していくのか。

私は全てがデータ化される時代のリサーチはより「リアルタイム」、さらには「予測」になるんじゃないかと思っています。JMRAカンファレンスの日産の星野さんの講演内容にも通じるかもしれませんが。

そんなこともあって予測関連のことを遅々とではありますが勉強中。予測の話はまた次回(何冊かの読書リストが消化されてから・・・)

@fujiokat


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2010年12月2日木曜日

2010年度JMRAカンファレンス 2日目ツイートまとめ(牛堂さん編)

昨日に引き続き、2010年度JMRAアニュアルカンファレンス & 第2回APRCカンファレンス東京2日目(11月26日)の牛堂さんツイートです。


研究発表: APRC5ヶ国共同調査研究発表
ushido アジア五カ国調査、満足度で韓国では特に真ん中のニュートラルの回答が多い。オーストラリアは途中脱落が多い。日本は回収率が高く、回答もすぐに集まる。 #JMRX #jmra2010

ushido アジア五カ国調査、日本の対象者は調査経験豊富、履歴も長い。韓国、オーストラリアはそれに次ぐ。動機はインセンティブ。特に日本ではそう。オーストラリアは関与が大事。 #JMRX #jmra2010

ushido アジア五カ国調査、オンラインのスタディには関心を与える事が大事。会場で知り合いがいたら、立ってもらうゲーム。(ちょっと面白かったです。なごんだ。) #JMRX #jmra2010


研究発表: 『アジアのリサーチャーへのメッセージ』
ushido アジアのリサーチャーへのメッセージ 明治乳業リテールマーケティング部長 中島氏 : 中国のGDPの三割は表に出ない裏の収入。価値観の中で自分自身が一番にくる、次は家族、友人、そして勤めている企業と来る。 #JMRX #jmra2010

ushido 花王グローバルリサーチセンター ナガオサ氏 リサーチは原点に戻るべき「五感を駆使してインサイトしよう!」
花王は「消費者、顧客を最もよく知る企業に」と考えている。 #JMRX #jmra2010

ushido 花王永長氏: 企業主導から、生活者主導へ、インサイト型、エスノグラフィなど。デジタル的からアナログ的へ。コンテキストを理解する。 #JMRX #jmra2010

ushido 花王永長氏: 化粧品の調査でも、化粧品だけではなく、生活者を丸ごと理解する。理想の女性像、好きなものから把握する。 そして、生活現場に入り込む。水着をきてもらい、シャワーの現場を見せてもらった。 #JMRX #jmra2010

ushido 花王永長氏: 五感をフルに使う。…冷蔵庫、カバンの中も見せてもらう。客と店員の会話を聞く。街や部屋の香りを逃がさない。人の集まる場所、流行りの場所に行く。 #JMRX #jmra2010

ushido 花王永長氏:文脈を理解する。 #JMRX #jmra2010 http://plixi.com/p/59190305





ushido 花王永長氏: 買い物意識をブログ形式で取る。例えば、タオバオというサイトをよく利用している。日記もよく利用しており、事実なしでは文脈は読めない。潜在意識を探る為に、リラックスしてもらいグルイン会場でないところで実施する事もある。 #JMRX #jmra2010

ushido 花王永長氏: 中国では、1.階級社会。2.他人不信、信頼関係は築きにくい。人脈、絆を重視する。3.メンツ、ステータスを重視する。 #JMRX #jmra2010

ushido 花王永長氏: 1.個人のスキルアップから、組織のスキルアップへ。日本人、現地人だけではなく、異なる視点で気づきを増幅。2.共通のニーズと地域固有の価値観両方を見る。 3.言語…(すいません、追いつけなかった) #JMRX #jmra2010

ushido 資生堂、下森氏: 資生堂市場情報室は2009年4月に発足。こういう組織図。4つのグループ。 #JMRX #jmra2010 http://plixi.com/p/59197415




ushido 資生堂、下森氏: 今後の取り組み課題 #JMRX #jmra2010 http://plixi.com/p/59199833




ushido パネルディスカッション、P&Gの方から鋭い質問が…、「生活者の理解は重要だが、アクションに結びつけることを考えると、どうバランスを取るべきか?」 #JMRX #jmra2010


研究発表: 『日本のリサーチ最前線』
ushido インテージ 中村耕史氏 「新興国におけるペルソナの作成と活用」
共通課題 1.不十分な市場及びターゲット理解2.現地に適合したマーケティング戦略やビジネスモデル構築 3.急速に変化している環境にへの対応 4.コミュニケーションの壁 #JMRX #jmra2010

ushido インテージ 中村耕史氏 : ペルソナは共通理解、生活感を含めて意思決定するために用いる。特定のセグメントを象徴する生活者像である。 #JMRX #jmra2010

ushido インテージ 中村耕史氏: ペルソナの作成手順、まずは定量調査で対象者条件を合意する。そこから定性調査を実施し、ペルソナを作成する。インドネシアの事例。家庭訪問を行った。富裕層と中間層の暮らしを見た。 #JMRX #jmra2010

ushido インテージ 中村耕史氏: 家計支出を使ってセグメントを行った。ペルソナ作成の手順。各ステップで現地社員に参画してもらった。(写真は手順です→) #JMRX #jmra2010 http://plixi.com/p/59224554




ushido インテージ 中村耕史氏 :バイオリズムの曲線を書いてもらいライフイベントを把握し、フォトソートを用いて価値観を把握した。写真はフォトソート→手ブレすいません #JMRX #jmra2010 http://plixi.com/p/59225119




ushido 電通リサーチ板倉氏:新しい消費プロセスモデル 「SCAP」消費プロセスを評価と行動深度の二次元で構造化。 #JMRX #jmra2010

ushido 電通リサーチ板倉氏:新しい消費プロセスモデル 、再購買のプロセスを考慮 #JMRX #jmra2010 http://plixi.com/p/59226172




ushido 電通リサーチ板倉氏:遷移のKPIの比較 ブランドによって差異があり、深度の深い顧客が現象しているブランドPがあり、減退の直前かもしれない。 #JMRX #jmra2010 http://plixi.com/p/59227235




ushido JR東日本企画中里氏: 「駅消費研究プロジェクト」 一般的になった駅消費。 調査目的は駅消費の実態把握、特徴把握。衝動的な買い物をしているのではないか?買い物の前後のプロセスも聴取。 #JMRX #jmra2010 http://plixi.com/p/59228890




ushido 駅消費、R&D多久和氏:買い物の4割以上は駅または、駅周辺で行われている。 #JMRX #jmra2010 http://plixi.com/p/59229273




ushido 駅消費 R&D多久和氏: 駅ナカでは5割位がお店を見て衝動的に購買する非計画購買が多い。特に残業後の帰宅時の非計画購買が多い。 #JMRX #jmra2010

ushido JR東日本企画中里氏: 移動者マーケティング、移動者のインサイトを掴み、タイムリーに価値提供する事で、購買に結びつくのではないか? #JMRX #jmra2010 http://plixi.com/p/59231397




ushido NTTデータスミス松本氏:コマーシャルテストの新しいアプローチ、生体反応調査 バイオメトリクス調査を行った。 #JMRX #jmra2010

ushido NTTデータスミス松本氏:バイオメトリクス調査でTVCMを評価。脳波以外にも電気反射なども用いた。従来型の調査との比較を行った。 #JMRX #jmra2010 http://plixi.com/p/59232211




ushido NTTデータスミス松本氏:筋電図も用いた。エクシリムのCMなどを見てもらった。ダイナミックフォトという機能のあるデジカメ。 #JMRX #jmra2010 http://plixi.com/p/59232585




ushido 松本氏:CMのシーンで高い反応が見られるシーンがある。カシオのCMと分かるシーンでは面白いという反応見られたが、最後は反対に。男女差も見られ、女性はタレントの出るシーン以外はニュートラルだった #JMRX #jmra2010 http://plixi.com/p/59233235




ushido NTTデータスミス松本氏:バイオメトリクス調査では、冒頭のシーンでの反応など従来型の調査では分からない事もわかった。 #JMRX #jmra2010

ushido NTTデータスミス松本氏:バイオメトリクス調査のみでわかった事。言語を介する調査では分からなかった反応を測定できる。有効なクリエイティブが分かる。 #JMRX #jmra2010 http://plixi.com/p/59234205




ushido ジャパンカンターリサーチ嘉手刈氏、臼田氏:「在宅介護者を対象としたブログ調査」 家から離れららない方への調査に向いている。介護にまつわる心理の把握に向いている。投薬状況、通院状況の把握を行った。 #JMRX #jmra2010

ushido ジャパンカンターリサーチ嘉手刈氏、臼田氏:ブログ上でディスカッションを行った。調査期間は3週間。普段調査にきていただけない方に来てもらえるが、最後まで参加していただけるのかなど懸念点はあった。 #JMRX #jmra2010

ushido ジャパンカンターリサーチ嘉手刈氏、臼田氏、こちらが聞きたい事だけではなく、対象者が関心を持つ事や、息抜きの話題を行った。モデレーターはお題を出すが一問一答ではなく参加者同士のやりとりを促進。 #JMRX #jmra2010 http://plixi.com/p/59235630




ushido ジャパンカンターリサーチ嘉手刈氏、臼田氏、参加者自信が情報を求めているものや、関与度が高いがオープンにしにくいニッチなトピックに向いていると考えている。
焦らず、欲張らず、飽きさせないことが大事。 #JMRX #jmra2010
"
ushido ジャパンカンターリサーチ嘉手刈氏、臼田氏 消費者に謝礼以上のベネフィットを提供できた。 #JMRX #jmra2010 http://plixi.com/p/59236790




基調講演: 日産自動車株式会社 執行役員 市場情報室長 星野朝子氏
ushido 日産自動車 星野氏:日本や北米、欧州では自動車の需要は低迷、BRICsでは消費が拡大している。2010年にはとうとう日米欧の割合は5割を切った。社内の優先順位を変更することを余儀なくされた。 #JMRX #jmra2010 http://plixi.com/p/59242184




ushido 日産自動車 星野氏: 現地の人は流線型の車が欲しいというが、先進国の常識で捉えると間違えてしまう。それはAピラーが寝ている車という意味ではない。現地での「流線型」の意味を解釈しなければいけない。 #JMRX #jmra2010

ushido 日産自動車 星野氏:現在の市場だけを聞いてしまうとCクラスのハッチバックなどほとんど売れていない。
セダンを欲しい人は「人が買うから」しかし、ハッチバックを欲しい人はアスピレーションを感じており、可能性があると判断した。 #JMRX #jmra2010

ushido 日産自動車 星野氏:中国でハッチバックがダメだったのは、「今、市場にある車が魅力的ではないからではないか?」
日本と米国と何が同じで、何が違うのか?異なるニーズを元に同じ車を作らなければならない。 #JMRX #jmra2010

ushido 日産自動車 星野氏:将来をどう予測するのか?「今◯◯がいい」と言っていても、五年後も同じとは限らない。「じゃあ、消費者に聞く必要はないのか?」そんなことはない。 #JMRX #jmra2010

ushido 日産自動車 星野氏:「予測はどうすればいいのか?」バブルの崩壊後、景気がよくなればセダンに回帰すると信じていた。トレンドの背景を予測する。バブルが崩壊して、仕事ではなく家族と楽しく過ごした人が、セダンに戻るのか?そこを考える。 #JMRX #jmra2010

ushido 日産自動車 星野氏:EVが売れるかどうか?充電設備もないのに、こんな事は普通にリサーチしてもネガティブな結果しか出ない。本当にカスタマードリブンな世の中を作るためには、リサーチャーは何をすればいいのか? #JMRX #jmra2010

ushido 日産自動車 星野氏:カスタマードリブンなリサーチを期待している。 #JMRX #jmra2010


おわりに:
ushido 僕は、あるべき未来をイメージするというか、「意思」が必要だという発言だと受け止めました。RT @ittekou 個人的な感想では、「未来を予測するのより創りだした方が・・・」っていう結論だと受け止めてしまった。内容にちょっとついていけなかった。 #JMRX #jmra2010

ushido 完全に頭二つ分くらい抜きん出てましたからねー。圧勝でしたよ! RT @sakihirojp: プレゼン内容も素晴らしかったですからね。おめでとうございま~す! RT @szkmakoto: やった、スミスが最優秀賞でした! #jmra2010


JMRAのホームページを見ると、当日の画像・映像も一部YouTubeにアップされているようですね。


何かご意見などございましたら、ぜひコメント欄に記入くださいませ。

@fujiokat


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2010年12月1日水曜日

2010年度JMRAカンファレンス 1日目ツイートまとめ(牛堂さん編)

11月25日・26日に2010年度JMRAアニュアルカンファレンス & 第2回APRCカンファレンス東京が開催されました。

私は都合で参加できなかったのですが、牛堂さんがツイートされていた内容を後日参照することで概要をチェックできました。

まだTogetterなどが作成されていないようなので、#jmra2010ハッシュタグのついた牛堂さんのツイートをまとめてみたいと思います。
(牛堂さん、いつもイベント毎に中継ありがとうございます!)

まず本日は1日目(11月25日)分を。

基調講演: プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社 代表取締役社長 桐山一憲氏
ushido P&G桐山氏:アジア市場 日本で成功したからといってアジアで成功するとは限らない。各国のインサイト理解が必要。 #JMRX #jmra2010

ushido P&G桐山氏:インサイトとは? #JMRX #jmra2010 http://plixi.com/p/58935730




ushido P&G桐山氏:柔軟剤レノアという製品で得られたインサイト 「防臭効果とブランド」 #JMRX #jmra2010 http://plixi.com/p/58936957




ushido P&G桐山氏:柔軟剤レノア、今後は静電気防止効果で、花粉症対策の需要を狙う。また、ダウニーのように強いニオイは好まれなかったが、ここ数年でニーズが変わって来た。 #JMRX #jmra2010

ushido P&G桐山氏:リサーチャーには対等な経営パートナーとなって欲しい。消費者インサイトのプロになり
インサイトを発掘して欲しい。思い込み、先入観を持つことなく、ピュアに。メーカーのいう通りになる必要はない。 #JMRX #jmra2010

ushido P&G桐山氏:リサーチャーは経営者のパートナーに。市場は変わって行く。 #JMRX #jmra2010 http://plixi.com/p/58940781




研究発表: 『いま明かされる、アジアの真実』
ushido 今明かされる、アジアの真実: 各国の方の10分間のショートプレゼン 最初はオーストラリアのピーター氏 オーストラリアはラッキーカントリー、失業率も低い。しかし、景気は鈍化している。 #JMRX #jmra2010

ushido 中国のルーシー・ワングさん:中国の自動車市場1360万台に。中国の自動車市場はバレル型である。そして大都市型だったか、今はティア3の都市でも普及しつつあり、ニーズが変わるであろう。地域差も大きい。 #JMRX #jmra2010

ushido 中国のルーシー・ワングさん: 自動車が地方で売れ始めている。田舎にも車をという政策を推し進めている。補助金が出ており、ミニバンの販売が伸びている。前年比60%増、農家が買っている。 #JMRX #jmra2010

ushido 日本の10代に関する調査:Web調査、カンターリサーチ、ヤスオ氏 10代はバブル崩壊後、ゆとり教育の中で育っている。外の世界の嫌なものから守られている。シェルターの中にいる。チャレンジしない、リスクを取らない。 #JMRX #jmra2010

ushido 日本の10代に関する調査:カンターリサーチ、ヤスオ氏:TV、インターネット、携帯電話で情報に接している。しかし、ストレスを感じている。それはインターネット上でのいじめ。人から嫌われない様に気を使う。 #JMRX #jmra2010

ushido 日本の10代に関する調査:カンターリサーチ、ヤスオ氏 10代はブランドにはそれ程興味を持たない。ブランドは安全と感じる範囲内でないといけない。 #JMRX #jmra2010

ushido 韓国のリサーチ市場 毎年成長して来た。まだ成長の余地がある。従来のフェイスtoフェイスは維持され、Web調査は14%とまだ少ない。(←本当?聞き間違えたかも?) #JMRX #jmra2010

ushido シンガポール:シンガポールには、プライドがある。「キアス」と呼ばれており、勝つより負けないことが大事という考え。そして、人口密度が高く、出生率は低い。移民など流入が多い。マレーシアとのつながりが大きい。中国、インドも。 #JMRX #jmra2010

ushido タイのリサーチ市場:タイは情勢不安が続いた。商品も政党も二者択一、ハッキリとした意思決定を行い、反対のものには批判的。批判的で物事を信じなくなって来た。口コミ、ソーシャルネットワークが後押ししてくれていると感じるようになって来た。 #JMRX #jmra2010

ushido タイ 「マイペンライ」 という言葉が、積極的に物事を変えて行こうという意味に変わって来た。 #JMRX #jmra2010

ushido 午前中のつぶやきにより、iPhoneの電池残量すでに37%、活動限界です。途中でおちること必至なのでご協力よろしくお願いします。 RT @NGSK_T RT @sakihirojp: あと @ushido さんに任せよう(笑) #JMRX #jmra2010


研究発表: 『アジアから吹く新たなリサーチの風』
ushido エクセレントペーパーの発表:
タイの調査事例 タイの国民を6のグループに分類した。そして12にわけ、8つのサブコミッティへ…。(すいません、同通ではちょっと理解がおいつきません。翻訳するには専門用語すぎるのか?) #JMRX #jmra2010

ushido 中国ではデータではなく、真実が、将来が知りたいと言われる。しかし、中国には地域毎の独特の文化がある。階級構造がある。 #JMRX #jmra2010


研究発表: 『若手リサーチャーのチャレンジ』
ushido 始まりました! RT @szkMakoto 本日16時10分より、JMRAカンファレンス「若手リサーチャーのチャレンジ」Ust中継します。リサーチャーが元気になれる!反省できる!初心に戻れる! http://goo.gl/BgTY #JMRX #jmra2010

ushido なかなか面白いです!R&D鈴木さん、おつかれさまでした! RT @szkMakoto 本日16時10分より、JMRAカンファレンス「若手リサーチャーのチャレンジ」Ust中継します。リサーチャーが元気になれる! http://goo.gl/BgTY #JMRX #jmra2010

ushido 近頃の若いもんは…頑張ってますね! RT @surveyml まったく最近の若者ときたら、素晴らしい。いいプレゼンばかりでした、ホントに<JMRAカンファレンス「若手リサーチャーのチャレンジ」参加の8名→ http://ow.ly/3foP1 #JMRX #jmra2010


2日目のツイートは別エントリーにて明日アップします。
まとめ方の体裁など何かありましたら、コメントくださいませ。

@fujiokat


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2010年11月16日火曜日

Co-Creation for common interests



Photo by clagnut via flickr

商品開発を支援するリサーチ専用コミュニティ「Marketing Research Online Community」サービス開始

ドゥ・ハウスさんが日本初のMROCサービスを開始。さすがのスピードです。

リサーチやMROCと銘打っていませんでしたが、空想生活たのみこむのように消費者の「欲しい」を共有して製品化する試みはありました。

上記2つの試みはモデレーターは存在せずオープンな場での議論なので、メーカーの製品開発には不向きな点もありますが、アイディアを魅力的だと思った人がお互いのコメントをもとに精緻化していくある種自発的なコミュニティと言えるかもしれません。

これまでは製品開発段階までを含めたビジネスモデルだったと思うのですが、コミュニティをベースにしたインサイト抽出など、リサーチにおけるコミュニティ活用などの動きが活発化しています。

その一端として、最近海外のリサーチ関連サイトでもCo-Creation(協創)という単語をよく目にします。

In short, all reasons boil down to engaging people around a common interest and creating value together.
Communities, what’s in a name: natural vs. research communities | InSites Blog

活発な議論のためには、リクルートの方法や、モデレーターやリサーチャーの関わり方などが気になるところ。リサーチャーはどういう役割になっていくのでしょうか。

しかし、ドゥ・ハウスさんのスピードや姿勢は刺激になります!
私個人がやりたいこともぼんやりと見えてきたので、その話はまた別の機会に…。

@fujiokat


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再開にあたって



Photo by Justin Marty via flickr

お恥ずかしい限りですが、数ヶ月ぶりの更新です。

リサーチ以外の話題も加えて、もうちょっと気楽に更新していきたいと思います。
毎日更新は私にはハードルが高すぎるので、毎週更新が現実的な目標ですが…汗

さとなおさんが以前ブログに書かれていた、「アウトプットはインプットを呼ぶ」を実践していければ。

雑記や毎日のアウトプットとしてのエントリーが多くなるかと思いますが、引き続き皆様からのご意見などをコメントいただけるとうれしいです。

テンションというか文体も以前と異なる点があるかもしれませんが(しばらくは手探りです…)、これまで通りマイペースに更新していきますのでたまに見にきてくださいませ。

@fujiokat


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2010年5月24日月曜日

Consumer Generated Feedbackの活用について考えたい

(ご無沙汰しております。また更新が滞っておりました。)

ワールドカップ南アフリカ大会まであと3週間を切りました。今日24日には日韓戦もありますし、あの寝れない日々がいよいよやってきます!その南アフリカ大会に向けてNIKEが作成したWRITE THE FUTURE(日本語では「未来をかきかえろ」)キャンペーン動画がたまりません。



というマーケティングリサーチとはおよそ関係のなさそうな話題で書き始めてみましたが、この動画の中でおもしろいと思ったのが、ロナウジーニョのドリブル動画がYouTubeにアップされてLike!ボタンが押されているシーンです(再生ボタンを押すとそのシーンから再生されます)。FacebookにもLikeのボタンが追加になったため、最近インターネット上のいろいろな場所で目にすることが増えています。

FacebookやTwitterなどはユーザー同士の交流を深めることなどを目的として、ユーザーのアテンション情報(興味を持っていること)の収集に力を入れています。例えば、FacebookのCEOであるMark Zuckerbergは先月行われたf8というカンファレンスで次のような発言をしています。

One of the core ideas of social graph is that a person or object is defined by the other people/things they’re connected to.

ソーシャルグラフで重要なことは、人やモノが、それらがつながっているその他の人やモノによって定義付けられることである。


Dave EvansのSocial Feedback Cycleは、製品を購入した消費者の意見(Social Media上での発言など)が、他の未購入の消費者の購入検討に影響を与えるというものでした。



FacebookやTwitterといったSocial Mediaがアテンション情報の取得などを通して人やモノの定義付けを促進するなかで、消費者同士のFeedbackのやり取りだけではなく、企業-消費者間のFeedbackのやりとりの重要性も高まっていくと考えています。Consumer Generated Feedbackをいかに集め、解釈し、次のマーケティング活動につなげていくか。そこに新しいマーケティングとマーケティングリサーチの可能性があると思っています。

@fujiokat


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2010年4月12日月曜日

リサーチャーが向き合うべきもの

(ご無沙汰しています。一ヶ月以上更新できておりませんでした。)

今回は短めのエントリですが、今日池田紀行さん(@ikedanoriyuki)の『キズナのマーケティング』を読みながら考えたことを自分のためのメモとして。

マーケティングは、消費者の変化にフィットしながら、できる限りセールスをなくす事業活動である。
池田紀行著、『キズナのマーケティング』、p42


マーケティングが消費者の変化によって変化していくものであるならば、リサーチャーが本当に向かい合うべきものは「人」とその人間が生活する「社会」ではないだろうか。そしてリサーチが「今」を調べるものであれば、リサーチャーはそれらの変化に誰よりも敏感であるべきだと考えます。

マーケティングが消費者の変化によって変化していくように、リサーチも進化していかなければいけない。ただ、手法は変われど「人」と「社会」に深く向き合っていることを再度心に刻もうと思いました。

@fujiokat




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2010年3月8日月曜日

リサーチのコモディティ化を防ぐには

The Nielsen Companyの元Global Head of Custom Research、David McCallum氏が"Asia’s Talent Challenge – From Roots to Shoots"という大変興味深いエントリをされていたので、一部妙訳とともにご紹介します。

To me this adoption is crucial for market research to maintain and sustain its overall economic value, i.e. that what makes it worth doing and worth paying for. Specifically, the initiative is needed to:- 

これからのリサーチ業界にとって必要になるのは、その経済的価値、つまり「リサーチャーにとっての働く価値、クライアントにとっての調査を依頼する価値」を維持していくことである。そのために必要なことは、

1. Uphold the maintenance of professional standards
リサーチャーたちのスキルを維持向上させる

2. Keep alive thought leadership to develop, improve, and enhance the industry’s ability to address and help resolve marketing issues, i.e. MR’s economic raison d’être.
マーケティング課題の解決というリサーチ業界の存在理由を維持・向上させていく

3. Prevent MR declining into a commodity service which does not attract the talent needed to thrive (so further hastens any decline.)
リサーチャーにとって働きがいのある職業であるために、リサーチのコモディティ化を防ぐ



翻って、日本の調査業界の現状はどうでしょうか?先日のエントリに、@Experidgeさんから以下のコメントをいただきました。

多くのリサーチャーは木(調査方法・データ)をみて森(マーケティング課題)をみないで調査をしています。マーケティング理解なくして、MRなしです。MRはマーケティング課題発見・解決のためのリサーチですから。


このご指摘には共感する部分が多いです。背景として、日本の調査業界が一部コモディティ化してしまっている現状があると思います。先日Twitterでもツイートした内容ですが、

最近は「早く安くデータを作成すること」が重要視されて、調査会社同士が早さを競ってしまっているために、業界全体が疲弊しているのだと思います。結果としてリサーチャーはデータを読み込むこともできず、サプライヤーから抜け出せないのではないかと。


状態としてはデフレに近く他の市場と同様に二極化していく状況は避けられないと思いますが、マーケティング課題からクライアントと共に考えるパートナーではなく、データを早く安く作成するだけのデータサプライヤーになってしまっているケースが多いのではないでしょうか。

David氏の指摘にある通り(具体的な提言への是非は考えがまとまっていないのでこの場では控えますが)、日本においてもマーケティング・リサーチの価値を高めていくための取り組みが必要だと考えます。

@fujiokat


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2010年3月3日水曜日

"Do You Need All That Data? "という問題提起から考える必要なデータの条件とは?

Harvard Business Review Blogに"Do You Need All That Data?"というエントリがあり、無駄な調査を減らし調査のROIを高めるためにマネージャーが考えるべき4項目が書かれていましたので妙訳ともにご紹介します。

1. Are we asking the right questions?
全てのデータを集めようとせず、意思決定の鍵となる項目は何か?

2. Does our data tell a story?
データを組み合わせて、必要なストーリーを語ることができるか?

3. Does our data help us look ahead rather than behind?
過去の説明だけではなく、どのようなデータがいつまでにあれば的確な意思決定ができるのか?

4. Do we have a good mix of quantitative and qualitative data?
定性情報と定量情報がバランスよくあるか?


この4つのポイントから、企業にとって必要となるデータは何かということを逆に考えてみました。


1'. Business Questionや仮説に答えることができる
2'. 現状把握から次の施策までのストーリーを描くことができる
3'. proactiveな意思決定を行うことができる
4'. 定性情報と定量情報、意識面と行動面の両方がカバーされている。



リサーチャーとしては、単純に調査内容を考えるだけではなく、クライアントのBusiness Questionを明確化し次の施策までを含んだストーリー(仮説)を一緒に組み立てる必要があると言えると思います。自戒も込めて。

@fujiokat


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このブログについて

ご覧いただき、ありがとうございます。

このブログはマーケティング/ソーシャルメディアの事例などを通して、マーケティング/マーケティングリサーチを再度考え直す目的で始めました。

そのベースになっているのは、ソーシャルメディアや技術などの変化に伴って、マーケティングもリサーチも変わっていかなければならないのではないかという問題意識です。

経験や知識が不足している部分が多々あるかと思いますが、実際に頭と体を動かしてインプットとアウトプットを繰り返していければと考えています。

ご意見・ご感想などございましたら、是非ご指摘いただけると幸甚です。貴重なご意見をどうぞよろしくお願いいたします。

@fujiokat